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JCRRAG_014101
国語
恐らく、あの頃から後の数年が、一番多種多様の諜報機関が、国内で活動した時期だと思う。国際関係のものは勿論のこと、営利専門のものもあるし、情報通信のもの、経済関係のものなどと、ずいぶんいろいろの諜者が活躍をしていた。時には同士討もあって面白いこともあった。 およそ相手方の諜者にやらせてならぬことは、こっちの秘密を知られることと、これを相手方の本部へ通達されることの二つである。なかでも後者に属する通信であるが、これに対しては、水も洩らさぬ警戒をしなければならなかった。 あらゆる秘密通信機関を探しだして、これを諜報者の手から取上げることも、焦眉の急を要することだった。幸いわが国の通信事業は官庁の独占または監督下にあったため、比...
敵の諜報活動において重要な役割を果たすと考えられ、厳重な警戒が必要とされていた通信手段が、当時、容易に摘発・発見されていたのはなぜか。
敵の諜報活動における通信手段は重要な役割を果たすと考えられ、厳重な警戒が必要とされていたが、当時の日本の通信事業の特殊な体制と高度な監督技術によって、その多くが摘発・発見された。
JCRRAG_014102
国語
また実際、王妃がよく私を掌に乗せて鏡の前につれて行き、私たち両方の全身を一しょに映して見せるときなど、われながら微笑させられました。全くこの滑稽な比較には、私はなんだか自分の実際の身体が、ずっと小さく縮まってくるような気がしました。 私が一番癪にさわり、悩まされたのは、王妃のところの小人でした。 彼は四十フィートという小柄なグラムダルクリッチよりさらに国中で一等背が低いので、(実際、三十フィートないようでした)自分よりさらに小さなものを見ると、急に高慢になって、たとえば、私が王妃の次の間で貴族たちと話をしていると、彼はひどくふんぞり返って、私のテーブルのそばを通って行くのです。そして彼は、私の小さいことを、いつも一言二言いわねば...
蠅が食事中に産み付ける卵のうち、より多いものを教えて下さい。
蠅が食事中に産み付ける卵のうち、より多いものは肉に産み付けた二十個です。
JCRRAG_014103
国語
むかし、むかし、丹後の国水の江の浦に、浦島太郎というりょうしがいました。 浦島太郎は、毎日つりざおをかついでは海へ出かけて、たいや、かつおなどのおさかなをつって、おとうさんおかあさんをやしなっていました。 ある日、浦島はいつものとおり海へ出て、一日おさかなをつって、帰ってきました。途中、子どもが五、六人往来にあつまって、がやがやいっていました。何かとおもって浦島がのぞいてみると、小さいかめの子を一ぴきつかまえて、棒でつついたり、石でたたいたり、さんざんにいじめているのです。浦島は見かねて、 「まあ、そんなかわいそうなことをするものではない。いい子だから」 と、とめましたが、子どもたちはきき入れようともしないで、 「なんだい...
浦島太郎の家族の人数を教えてください。
浦島太郎の家族の人数は2で、「おとうさん」 「おかあさん」です。
JCRRAG_014104
国語
ところで、主人の親友の農夫が、このことを聞くと、ほんとかどうか、見にやって来ました。私はさっそく連れ出されて、テーブルの上に乗せられました。私は言いつけどおりに、歩いて見せたり、短剣を抜いたり、おさめたりして見せました。それから、お客に向かって、うやうやしく、おじぎをして、 「よくいらっしゃいました。御機嫌はいかがですか。」 と、可愛い乳母さんから教えられたとおりの言葉で言ってやりました。 その老人は年配で目がよく見えないので、私をよく見ようと眼鏡をかけました。そのとたん、老人の目が、二つの窓から射し込む満月のように見えました。私は腹をかかえて笑わずにはいられなくなりました。みんなも、私が笑う理由がわかると、私と一緒になって笑...
私を見世物にするのがいいという老人の話を聞いた主人と、グラムダルクリッチの反応の違いを教えてください。
私を見世物にするのがいいという老人の話を聞いて、主人は金を稼げるチャンスだとニヤニヤしていました。 一方、近くでそれを聞いていたグラムダルクリッチは、苦い顔をして軽蔑したような表情を老人と主人に向けていました。
JCRRAG_014105
国語
帆村は自動車を操縦して、深夜の街道を全速力で走った。 航空隊についたときは、もう翌日の午前一時になっていた。門をくぐって、衛兵に来意をつげると、衛兵は山岸中尉から連絡されていると見え、すぐ案内してくれた。 「やあ、よく来てくれましたね」 山岸中尉は、いつもとはちがい、すこし青ざめた顔によろこびの色をうかべて、帆村を迎えた。中尉は、さっきから竜造寺兵曹長の行方不明事件で、心をいためていたらしい。 「いったいどうしたのですか」 「いや、まあ、部屋で話しましょう」 山岸中尉は廊下を先に立って案内し、隊付という名札のかかっている自室へ、帆村をみちびき入れた。 部屋の中は広くないが、寝台が一つ置いてあり、机が一つ、衣服箱が一つ、...
竜造寺兵曹長は、成層圏飛行中にどのようなことに遭遇したか。
竜造寺兵曹長は、成層圏飛行中に、外部の気圧が急激に上昇するという異常事態に遭遇した。
JCRRAG_014106
国語
「伊作の足は、なんて早いんだ」 と多助は太郎右衛門に言いました。 「ああいう男は、坂の下で一服やってる頃だろうな。」 と太郎右衛門は笑いながら答えました。 多助と太郎右衛門が、峠を越して平原の見えるところまで来た時、坂の下の方で伊作が一生懸命に二人の方を見て、手を振っているのが、見えました。 「どうしたんだ? 伊作が、俺を呼んでるな。」 と多助が言いました。太郎右衛門も顔をしかめて坂の下を見下しました。 「早く来い、早く来い……面白いものが落っこちてるぞ!」 という伊作の声が聞こえて来ました。 「面白いものが落っこってるよ。」 と多助は、笑いながら言うと、太郎右衛門も大きな口を開けて笑いました。 「伊作の拾うも...
赤ちゃんのお腹に括り付けた胴巻きを振り回したらどうなりましたか。
小判がどっさり出て来た。
JCRRAG_014107
国語
ふしぎな謎の言葉「火星兵団」! 蟻田博士の放送によって「火星兵団」のことは、日本全国津々浦々にまで広まった。そうして、その時ラジオを聞いていた人々を、驚かしたものである。 蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、今年十三歳になる友永千二であった。彼は、千葉県のある大きな湖のそばに住んでいて、父親千蔵の手伝いをしている。彼の父親の手伝いというのは、この湖に舟を浮かべて、魚を取ることだった。しかしどっちかというと、彼は魚をとることよりも、機械をいじる方がすきだった。 「ねえ、お父さん。今ラジオで、蟻田博士がたいへんなことを放送したよ。『火星兵団』というものがあるんだって」 千二は、自分でこしらえた受信機の前に坐っ...
蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、何をしている父親に呼びかけたか。
蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、夜業に網の手入をしている父親に呼びかけた。
JCRRAG_014108
国語
また実際、王妃がよく私を掌に乗せて鏡の前につれて行き、私たち両方の全身を一しょに映して見せるときなど、われながら微笑させられました。全くこの滑稽な比較には、私はなんだか自分の実際の身体が、ずっと小さく縮まってくるような気がしました。 私が一番癪にさわり、悩まされたのは、王妃のところの小人でした。 彼は四十フィートという小柄なグラムダルクリッチよりさらに国中で一等背が低いので、(実際、三十フィートないようでした)自分よりさらに小さなものを見ると、急に高慢になって、たとえば、私が王妃の次の間で貴族たちと話をしていると、彼はひどくふんぞり返って、私のテーブルのそばを通って行くのです。そして彼は、私の小さいことを、いつも一言二言いわねば...
蠅が食事中に産み付ける卵のうち、より多いものを教えて下さい。
蠅が食事中に産み付ける卵のうち、より多いものは肉に産み付けた二十個です。
JCRRAG_014109
国語
まもなく、かめはまた出てきて、 「さあ、こちらへ」 と、浦島を御殿のなかへ案内しました。たいや、ひらめやかれいや、おさかなが、ものめずらしそうな目で見ているなかをとおって、はいって行きますと、乙姫さまがおおぜいの腰元をつれて、お迎えに出てきました。やがて乙姫さまについて、浦島はずんずん奥へとおって行きました。めのうの天井にさんごの柱、廊下にはるりがしきつめてありました。こわごわその上をあるいて行きますと、どこからともなくいいにおいがして、たのしい楽の音がきこえてきました。 やがて、水晶の壁に、いろいろの宝石をちりばめた大広間にとおりますと、 「浦島さん、ようこそおいでくださいました。先日はかめのいのちをお助けくださいまして、...
浦島を御殿のなかへ案内している時に、ものめずらしそうにみているおさかなの数を教えてください。
浦島を御殿のなかへ案内している時に、ものめずらしそうにみているおさかなの数は3で、 「たい」 「ひらめ」 「かれい」 です。
JCRRAG_014110
国語
私は毎日、主人にこき使われ、忙しく動きまわらされたので、二週間もすると、とうとう身体の調子が変になりました。主人は私のおかげで、もうければもうけるほど、ますます欲ばりになりました。 主人は毎晩もうけたお金を数えており、少ない日でも金貨十枚、多い日では金貨三十枚も稼いでいました。 三週間もすると私はまるで、食事も欲しくなくなり、骸骨のように痩せ細りました。 グラムダルクリッチは私のようすを泣きそうな顔で毎日心配そうに見ています。 主人はそんな私を見ると、これは死んでしまうにちがいない、と考え、これが生きているうちに、できるだけもうけておこう、と決心したようです。 ちょうど、彼がこんなことを考えているところへ、宮廷から...
私が主人にこき使われた結果、食事も欲しくなくなり、骸骨のように痩せ細ったようすを見たグラムダルクリッチと主人の反応の違いを教えてください。
グラムダルクリッチは私のやせ細ったようすを泣きそうな顔で毎日心配そうに見ていました。 一方、主人は弱り切った私を見ると、これは死んでしまうにちがいない、と考えて、これが生きているうちにできるだけもうけておこう、と決心したようです。
JCRRAG_014111
国語
山岸中尉は、その夜を帆村と語りあかしてつよい信念を得たようであった。 すぐにも彼は、竜造寺兵曹長を救いだしに行きたかったけれども、帆村が、「兵曹長の一命はとうぶん大丈夫ですよ」というので、やっぱり十分に準備をしてからでかけることにした。 山岸中尉は、翌日司令にいっさいをぶちまけて、宇宙戦研究班の編成方をねがった。 司令は驚かれた。しかし司令は、がんらい頭の明晰な人であったので、山岸中尉の話の中におごそかな事実のあるのを見てとり、中尉の願いをききいれた。司令は、上の人と相談を重ね、その結果、早くも翌々日には、臨時宇宙戦研究班というものが、この航空隊の中にできた。そして班長には、有名なる戦闘機乗りの大勇士である左倉少佐が就任した。...
臨時宇宙戦研究班の設立に対して、国内ではどのような反応が見られたか。
臨時宇宙戦研究班の設立に対して、国内では歓迎する者もいたが、その目的が理解されず見当違いの意見が出たり、アメリカとの戦争終結を優先すべきだという反対意見も存在した。
JCRRAG_014112
国語
二人はその晩、拾った赤ちゃんをかわりばんこに抱いて寝ました。 赤ちゃんの柔かい肌に触れると、二人ともなんとも言えない快感を感じました。 赤ちゃんが二度ほど泣きましたが、二人はそのたびに起き上ってあやしてやったり「おしっこ」をさせてやったりしたので、朝になって、大変よく眠りました。 奥さんが早く起きて、雨戸を明けると、そこから明るい太陽が遠慮なくさし込んで来ました。 奥さんは、急に自分が偉い人間にでもなったような誇らしい気持ちがするので、不思議に思った位でした。 太郎右衛門も太郎右衛門で、自分に抱かれて眠っている子供の顔を見ていると、その子がほんとうに自分の生んだ子供のような気がするのでした。 「見ろ、この子はなんていい顔...
村の人たちはなぜ「太郎右衛門のところはなんて幸せなんだ」といったのか。
太郎右衛門は子供を拾ってからは大変にぎやかで幸福な家になったからです。
JCRRAG_014113
国語
ふしぎな謎の言葉「火星兵団」! 蟻田博士の放送によって「火星兵団」のことは、日本全国津々浦々にまで広まった。そうして、その時ラジオを聞いていた人々を、驚かしたものである。 蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、今年十三歳になる友永千二であった。彼は、千葉県のある大きな湖のそばに住んでいて、父親千蔵の手伝いをしている。彼の父親の手伝いというのは、この湖に舟を浮かべて、魚を取ることだった。しかしどっちかというと、彼は魚をとることよりも、機械をいじる方がすきだった。 「ねえ、お父さん。今ラジオで、蟻田博士がたいへんなことを放送したよ。『火星兵団』というものがあるんだって」 千二は、自分でこしらえた受信機の前に坐っ...
蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、夜ふけに何を手にして家を出たか。
蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、釣の道具を手にして、ただひとり家を出かけた。
JCRRAG_014114
国語
彼らは朝から晩まで、こんなふうなことを考えて、ビクビクしています。夜も、よく眠れないし、この世の楽しみを味おうともしないのです。朝、人に会って、第一にする挨拶は、 「太陽の具合はどうでしょう。日の入り、日の出に、変わりはございませんか。」 「今度、彗星がやって来たら、どうしたものでしょうか。なんとかして助かりたいものですなあ。」 と、こんなことを言い合うのです。それはちょうど、子供が幽霊やお化けの話が怖くて眠れないくせに聞きたがるような気持でした。 私は一月もたつと、この国の言葉がかなりうまくなりました。国王の前に出ても、質問は大概答えることができました。陛下は、私の見た国々の法律、政治、風俗などのことは、少しも聞きたがりま...
洞穴の中にある天文学の器械のうち、より数が多いものを教えてください。
洞穴の中にある天文学の器械のうち、より数が多いものは望遠鏡で二十個です。
JCRRAG_014115
国語
まもなく、かめはまた出てきて、 「さあ、こちらへ」 と、浦島を御殿のなかへ案内しました。たいや、ひらめやかれいや、おさかなが、ものめずらしそうな目で見ているなかをとおって、はいって行きますと、乙姫さまがおおぜいの腰元をつれて、お迎えに出てきました。やがて乙姫さまについて、浦島はずんずん奥へとおって行きました。めのうの天井にさんごの柱、廊下にはるりがしきつめてありました。こわごわその上をあるいて行きますと、どこからともなくいいにおいがして、たのしい楽の音がきこえてきました。 やがて、水晶の壁に、いろいろの宝石をちりばめた大広間にとおりますと、 「浦島さん、ようこそおいでくださいました。先日はかめのいのちをお助けくださいまして、...
東の戸を開けた時にいた生き物の種類の数を教えてください。
東の戸を開けた時にいた生き物の種類の数は2で、 「小鳥」、「ちょうちょう」です。
JCRRAG_014116
国語
私は毎日、主人にこき使われ、忙しく動きまわらされたので、二週間もすると、とうとう身体の調子が変になりました。主人は私のおかげで、もうければもうけるほど、ますます欲ばりになりました。 主人は毎晩もうけたお金を数えており、少ない日でも金貨十枚、多い日では金貨三十枚も稼いでいました。 三週間もすると私はまるで、食事も欲しくなくなり、骸骨のように痩せ細りました。 グラムダルクリッチは私のようすを泣きそうな顔で毎日心配そうに見ています。 主人はそんな私を見ると、これは死んでしまうにちがいない、と考え、これが生きているうちに、できるだけもうけておこう、と決心したようです。 ちょうど、彼がこんなことを考えているところへ、宮廷から...
私のことを王妃に申し上げていた女官達の、言っていることの違いを教えてください。
王妃と女官たちのためにすぐ私をつれて来い、という命令がでました。これは、女官たちの中にもう私を見物したものがいて、私の振舞いの美しいこと、賢いこと、いろいろ珍しい話を王妃に申し上げていたからです。 また一方では、別の女官は私のしぐさの面白いこと、動きの楽しいことをこれまた王妃に申し上げていたようです。
JCRRAG_014117
国語
いよいよ宇宙偵察隊が出発する日が来た。その出発地点である忍谷では、夜あかしで準備がととのえられた。 噴射艇の彗星一号艇と二号艇とは、射出機の上にのり、もういつでも飛び出せるようになっていた。 この噴射艇は最新鋭のもので、特に宇宙飛行用に作ったものであるから、出発のときは、燃料や食糧をうんと積みこんでいるので、非常に重い。だからどうしても射出機を使わないと、うまいぐあいに出発ができないのだ。 その射出機も、ふつうのものでは力がたりないので、忍谷で用意したのは、電気砲の原理を使った射出機だった。これなら十分に初速も出るし、また電気でとびだすのだから、硝煙や噴射瓦斯のため地上の施設が損傷する心配もなかった。 高い鉄塔の上から照らし...
最新鋭の宇宙飛行用噴射艇はなぜ射出機が必要なのか。
最新鋭の宇宙飛行用噴射艇は、大量の燃料と食糧を積んでおり非常に重く、射出機を使用しなければうまく出発が出来ないからである。
JCRRAG_014118
国語
小田原と熱海の間に、軽便鉄道の敷設工事が始まったのは、良平が八つの時だった。 良平は毎日村のはずれに行って、その工事を見物に行った。 工事を、といったところが、ただトロッコで土を運搬する、それが面白くて見に行ったのである。 トロッコの上には土工が二人、土を積んだうしろにたたずんでいる。 トロッコは山を下りるのだから、人手を借りずに走って来る。 あおるように車台が動いたり、土工のはんてんの裾がひらついたり、細い線路がしなったり、良平はそんな景色をながめながら、土工になりたいと思う事がある。 せめては一度でも土工と一緒にトロッコへ乗りたいと思う事もある。 トロッコは村外れの平地へ来ると、自然とそこに止まってしまう。と同時に...
良平が背の高い土工に怒鳴られたらどうなった。
人気のない工事場のトロッコを見ても、二度と乗って見ようと思った事はない。
JCRRAG_014119
国語
ふしぎな謎の言葉「火星兵団」! 蟻田博士の放送によって「火星兵団」のことは、日本全国津々浦々にまで広まった。そうして、その時ラジオを聞いていた人々を、驚かしたものである。 蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、今年十三歳になる友永千二であった。彼は、千葉県のある大きな湖のそばに住んでいて、父親千蔵の手伝いをしている。彼の父親の手伝いというのは、この湖に舟を浮かべて、魚を取ることだった。しかしどっちかというと、彼は魚をとることよりも、機械をいじる方がすきだった。 「ねえ、お父さん。今ラジオで、蟻田博士がたいへんなことを放送したよ。『火星兵団』というものがあるんだって」 千二は、自分でこしらえた受信機の前に坐っ...
蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、どのように湖の方へ歩いていったか。
蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、小さい懐中電灯で、道をてらしながら、湖の方へあるいていった。
JCRRAG_014120
国語
二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊の格好をして、ぴかぴかに光る鉄砲をかついで、白熊のような犬を二匹つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさしたとこを、こんなことをいいながら、あるいておりました。 「ここらの山は全体的に良くないね。鳥も獣も一匹もいやしない。なんでもいいから、早くタンタアーンと、銃を撃ってみたいもんだ」 「鹿の黄色の横っ腹に、二・三発お見舞いしたら、ずいぶん痛快だろうねえ。くるくるまわって、それからどたっと倒れるだろうねえ。」 それはかなりの山奥でした。案内してきた専門の鉄砲打ちも、ちょっと迷って、どこかへ行ってしまったくらいの山奥でした。 それに、あまりに山が物凄いので、その白熊のような犬が、二匹いっしょ...
宿屋で買う物で高い方を教えてください。
宿屋で買う物で高いのは兎の十五円です。
JCRRAG_014121
国語
まもなく、かめはまた出てきて、 「さあ、こちらへ」 と、浦島を御殿のなかへ案内しました。たいや、ひらめやかれいや、おさかなが、ものめずらしそうな目で見ているなかをとおって、はいって行きますと、乙姫さまがおおぜいの腰元をつれて、お迎えに出てきました。やがて乙姫さまについて、浦島はずんずん奥へとおって行きました。めのうの天井にさんごの柱、廊下にはるりがしきつめてありました。こわごわその上をあるいて行きますと、どこからともなくいいにおいがして、たのしい楽の音がきこえてきました。 やがて、水晶の壁に、いろいろの宝石をちりばめた大広間にとおりますと、 「浦島さん、ようこそおいでくださいました。先日はかめのいのちをお助けくださいまして、...
南の戸を開けた時にお庭の木の青葉の中で、ないている生き物の数を教えてください。
南の戸を開けた時にお庭の木の青葉の中で、ないている生き物の数は2で、 「せみ」、 「ひぐらし」 です。
JCRRAG_014122
国語
国王は、この国一番の学者で、哲学や数学にくわしい方でした。 国王は、私がまだ何も言わないで、まっすぐに立って歩いているのを御覧になったとき、これは誰か器用な職人が工夫して作った、ぜんまい仕掛の人形だろう、とお考えになりました。 大臣は、この国にいる小さな動物をしつけて、芸を教え込ませてだましているんじゃないかと思っていたそうです。 けれども、私の声を聞き、私の言うことが、一つ一つ道理に合っているのを御覧になると、さすがにびっくりされたようです。 しかし、国王は、どうして私がこの国へ来たか、それだけは、私の説明では、どうも満足されなかったようです。 これはグラムダルクリッチと父親がでっちあげた作り話だろう、よい値段で売りつけ...
私がまだ何も言わないで、まっすぐに立って歩いているのを御覧になったときの国王と大臣の反応の違いを教えてください。
国王は、私がまだ何も言わないで、まっすぐに立って歩いているのを御覧になったときは、私のことを誰か器用な職人が工夫して作った、ぜんまい仕掛の人形だろう、とお考えになりました。 一方、大臣は、この国にいる小さな動物をしつけて、芸を教え込ませて自分たちをだましているんじゃないかと思っていたそうです。
JCRRAG_014123
国語
窓外はいよいよ暗黒だ。 死の世界、永遠の夜の世界だ。 その中に、どんな恐しい悪魔がひそんでいるかわからないのである。 「ノクトビジョンを働かしているか」 望月大尉から山岸中尉への注意だ。 ノクトビジョンとは、暗黒の中で、物の形を見る装置だ。これは一種のテレビジョンで、一名暗視装置ともいう。これで見るには、相手に向けて赤外線をあびせてやる。物があればこの赤外線で照らしつけてくれる。肉眼では見えないが、赤外線をよく感ずるノクトビジョン装置で見れば、まるで映画をみるようにはっきり物の形がわかるのである。 「高度二万五千メートル……」 帆村荘六が大きな声で報告する。 「あと三千で、問題の高度ですね」 山岸中尉は落ちついた声...
望月大尉からの緊急信号を受け取った山岸中尉は、どのような対応を取ったか。
望月大尉からの緊急信号を受け取った山岸中尉は、切替桿をひき、二号艇を全速で後退させる操作を行った。
JCRRAG_014124
国語
「行きに押す所が多ければ、帰りにまた乗る所が多い」そうもまた考えたりした。 竹藪のある所へ来ると、トロッコは静かに走るのをやめた。 三人はまた前のように、重いトロッコを押し始めた。 竹藪はいつのまにか雑木林になった。爪先上りのところどころには、赤錆の線路も見えない程、落葉のたまっている場所もあった。 その路をやっと登り切ったら、今度は高い崖の向こうに、広々と薄ら寒い海が開けた。 と同時に良平の頭には、あまりに遠くに来過ぎた事が、急にはっきりと感じられた。 三人はまたトロッコへ乗った。車は海を右に曲がりながら、雑木の枝の下を走って行った。しかし良平はさっきのように、面白い気持にはなれなかった。「もう帰ってくれればいいのに」...
家の門口へ駈けこんだ時、なぜ良平は大声に、わっと泣き出したのですか。
あの遠い路を駈け通して来た、今までの心細さをふり返ると、いくら大声に泣き続けても、足りない気持ちに迫られていたからです。
JCRRAG_014125
国語
ふしぎな謎の言葉「火星兵団」! 蟻田博士の放送によって「火星兵団」のことは、日本全国津々浦々にまで広まった。そうして、その時ラジオを聞いていた人々を、驚かしたものである。 蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、今年十三歳になる友永千二であった。彼は、千葉県のある大きな湖のそばに住んでいて、父親千蔵の手伝いをしている。彼の父親の手伝いというのは、この湖に舟を浮かべて、魚を取ることだった。しかしどっちかというと、彼は魚をとることよりも、機械をいじる方がすきだった。 「ねえ、お父さん。今ラジオで、蟻田博士がたいへんなことを放送したよ。『火星兵団』というものがあるんだって」 千二は、自分でこしらえた受信機の前に坐っ...
蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年には母親はいるか。
蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、幼いときに母親に死にわかれた。
JCRRAG_014126
国語
蠅の足の裏側には、ねばねばしたものがくっついているので、それで、天井を逆さまに歩くことができるのだ、と、博物学者たちは言っていますが、私の目には、あのねばねばしたものまで、実にはっきり見えるのです。私はこの憎ったらしい動物から、身を守るのに、大へん閉口しました。顔などにとまられると、思わず跳び上がったものです。ところが、こびとの奴はいつもこの蠅を五匹、ちょうど、小学生がよくやるように、手につかんで来ては、いきなり私の鼻の先に放すのです。これは私を驚かして、王妃の御機嫌をとるつもりでした。私は飛んで来る奴をナイフで斬りつけるばかりでした。この私の腕前は、みんなからほめられました。 ある日は七匹、またある日は十匹も放した来たときなどは...
こびとの奴が私の鼻の先で蜂を放した時に、より多く蜂を放した時の数を教えてください。
こびとの奴が私の鼻の先で蜂を放した時に、より多く蜂を放した時の数は十匹です。
JCRRAG_014127
国語
まもなく、かめはまた出てきて、 「さあ、こちらへ」 と、浦島を御殿のなかへ案内しました。たいや、ひらめやかれいや、おさかなが、ものめずらしそうな目で見ているなかをとおって、はいって行きますと、乙姫さまがおおぜいの腰元をつれて、お迎えに出てきました。やがて乙姫さまについて、浦島はずんずん奥へとおって行きました。めのうの天井にさんごの柱、廊下にはるりがしきつめてありました。こわごわその上をあるいて行きますと、どこからともなくいいにおいがして、たのしい楽の音がきこえてきました。 やがて、水晶の壁に、いろいろの宝石をちりばめた大広間にとおりますと、 「浦島さん、ようこそおいでくださいました。先日はかめのいのちをお助けくださいまして、...
西の戸の中で咲き乱れている花の数を教えてください。
西の戸の中で咲き乱れている花の数は2で、 「黄ぎく」 「白ぎく」 です。
JCRRAG_014128
国語
国王は、この国一番の学者で、哲学や数学にくわしい方でした。 国王は、私がまだ何も言わないで、まっすぐに立って歩いているのを御覧になったとき、これは誰か器用な職人が工夫して作った、ぜんまい仕掛の人形だろう、とお考えになりました。 大臣は、この国にいる小さな動物をしつけて、芸を教え込ませてだましているんじゃないかと思っていたそうです。 けれども、私の声を聞き、私の言うことが、一つ一つ道理に合っているのを御覧になると、さすがにびっくりされたようです。 しかし、国王は、どうして私がこの国へ来たか、それだけは、私の説明では、どうも満足されなかったようです。 これはグラムダルクリッチと父親がでっちあげた作り話だろう、よい値段で売りつけ...
どうして私がこの国へ来たかを説明した時の、大臣と国王の反応の違いを教えてください。
国王は、どうして私がこの国へ来たかは、私の説明では、どうも満足されなかったようで、これはグラムダルクリッチと父親がでっちあげた作り話だろう、よい値段で売りつけるために、二人で言葉を教え込んだのだろう、というふうにお考えになりました。 一方、大臣もまた、グラムダルクリッチと父親も誰かに騙されて私を売りつけられたんじゃないかとまで疑っていました。
JCRRAG_014129
国語
成層圏も、高度二万七千メートルになると、いやにすごくなる。まるで月光の下の墓場を見る感じだ。いや、それ以上だ。 いまはまだ昼間だというのに、空はすっかり光を失って、漆のように黒くぬりつぶされている。ただ光るものは、ダイヤモンドをまきちらしたような無数の星、それとならんで冷たく光っている銀盆のような衰えた太陽が見えるばかり。この荒涼たる成層圏風景を、うっかり永くながめていようものなら、そのうちに頭がへんになってくる。 そういう折しも、指揮官望月大尉ののった彗星一号艇が奇怪なる消失。あれよあれよといううちに、白く光る廻転楕円体の雲の中に包まれて、見えなくなったそのふしぎさ。なぜといって、高度二万七千メートルの成層圏には水蒸気は存在し...
彗星二号艇が雲に包まれたあと空はどうなったか。
彗星二号艇は、突如として現れた白い雲に急速に包まれ始め、最終的には残された暗黒の空が円形でどんどん小さくなり、黒い目玉ほどの大きさになった。
JCRRAG_014130
国語
「ひきが強いね」 とMがいいました。本当にその通りでした。ひきとは水が沖の方にひいて行く時の力のことです。その日は大変強いように私たちは思ったのです。くるぶしくらいまでより水の来ない所に立っていても、その水が退いてゆく時にはまるで急な河の流れのようで、足の下の砂がどんどん掘れるものですから、うっかりしていると倒れそうになる位でした。 その水の沖の方に動くのを見ていると目がふらふらしました。けれどもそれが私たちには面白くってならなかったのです。足の裏をくすむるように砂が掘れて足がどんどん深く埋まってゆくのがこの上なく面白かったのです。三人は手をつないだまま少しずつ深い方にはいってゆきました。沖の方を向いて立っていると、ひざの所で足...
三人は強いひきによって面白がっていたらどうなりましたか。
私たち三人は土用波があぶないということも何も忘れてしまった。
JCRRAG_014131
国語
ふしぎな謎の言葉「火星兵団」! 蟻田博士の放送によって「火星兵団」のことは、日本全国津々浦々にまで広まった。そうして、その時ラジオを聞いていた人々を、驚かしたものである。 蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、今年十三歳になる友永千二であった。彼は、千葉県のある大きな湖のそばに住んでいて、父親千蔵の手伝いをしている。彼の父親の手伝いというのは、この湖に舟を浮かべて、魚を取ることだった。しかしどっちかというと、彼は魚をとることよりも、機械をいじる方がすきだった。 「ねえ、お父さん。今ラジオで、蟻田博士がたいへんなことを放送したよ。『火星兵団』というものがあるんだって」 千二は、自分でこしらえた受信機の前に坐っ...
蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、父親に対してどのようなことを考えていたか。
蟻田博士の放送に、誰よりも熱心に、耳を傾けていた少年は、いい父親を、できるだけ幸福にしてあげたいと思って、日頃からいろいろ考えているのだった。
JCRRAG_014132
国語
蠅の足の裏側には、ねばねばしたものがくっついているので、それで、天井を逆さまに歩くことができるのだ、と、博物学者たちは言っていますが、私の目には、あのねばねばしたものまで、実にはっきり見えるのです。私はこの憎ったらしい動物から、身を守るのに、大へん閉口しました。顔などにとまられると、思わず跳び上がったものです。ところが、こびとの奴はいつもこの蠅を五匹、ちょうど、小学生がよくやるように、手につかんで来ては、いきなり私の鼻の先に放すのです。これは私を驚かして、王妃の御機嫌をとるつもりでした。私は飛んで来る奴をナイフで斬りつけるばかりでした。この私の腕前は、みんなからほめられました。 ある日は七匹、またある日は十匹も放した来たときなどは...
こびとの奴が私の鼻の先で蜂を放した時に、より多く蜂を放した時の数を教えてください。
こびとの奴が私の鼻の先で蜂を放した時に、より多く蜂を放した時の数は十匹です。
JCRRAG_014133
国語
むかし、スイスの国に、ひとりの年をとった伯爵が住んでおりました。伯爵にはむすこがひとりしかいませんでしたが、そのむすこはばかで、なにひとつおぼえることができないありさまでした。 そこで、あるとき、おとうさんがいいました。 「これ、せがれ、わしはおまえの頭になにひとついれてやることができん。そこで、こんどはひとつ、わしの思っていることをやってみたい。おまえはこの土地をはなれなければいかん。つまり、わしはおまえを、ある名高い先生にあずけようと思うのだ。その先生が、おまえをなんとかしてくださるだろう。」 こうして、若者は知らない町にやられて、その先生のところにまる一年おりました。一年たって、むすこはかえってきました。そこで、おとうさ...
むすこがおぼえてきたことばの数を教えてください。
むすこがおぼえてきたことばの数は3で、 「犬のことば」 「鳥のことば」 「カエルのことば」 です。
JCRRAG_014134
国語
「どうか私の申し上げることも少し聞いてください。私はこう見えても、これでも故国イギリスに帰りさえすれば、私と同じような背丈の人間が、八百万人といるのです。そしてそこでは、三千万という動物や二千万という樹木や何百万という家も、みんな私の身体と同じ割合で、小さくなっています。ですから、私でも、その国でなら、充分自分で身を守ることもできるし、ちゃんと立派に生きてゆけるのです。」 私はこう言って、学者たちの見当違いを正してやったつもりなのです。しかし、彼等はただニヤニヤ笑うばかりで、 「あんなうまいこと言うが、農夫から教え込まれたのだろう。」 と言うのでした。 しかし、陛下はさすがに賢いお方でした。それで、学者たちを帰らすと、もう一...
私が、イギリスに帰れば私と同じサイズの人や動物がいると説得して、学者たちの見当違いを正してやった時の、学者と陛下の違いを教えてください。
私は学者たちの見当違いを正してやったつもりなのでしたが、彼等はただニヤニヤ笑うばかりで、「あんなうまいこと言うが、農夫から教え込まれたのだろう。」と言うのでした。 一方、陛下はさすがに賢いお方だったので、学者たちを帰らせると、もう一度私の旧主人の農夫を呼びました。陛下はまず御自身で、彼にいろいろとお尋ねになり、その旧主人と私と娘と、三人に目の前で話させて御覧になりました。そして、これは私たちの言ってることが、ほんとかもしれない、というふうにお考えになりました。
JCRRAG_014135
国語
山岸中尉は、ついに操縦桿から手を放した。もうこのうえ操縦桿を握っていることが意味なしと思ったからである。 繰縦桿を放しても、艇はすこぶる安定であった。山岸中尉は、こみあげてくる腹立たしさに、「ちえっ」と舌うちした。倒れた壁の下におさえつけられたも同様だ。 それから山岸中尉は、うしろをふりむいた。搭乗のあとの二人は、どんな顔をしているだろう……。 中尉の弟である山岸少年は、艇がいまどんな危険な状態にあるかということを、すこしも知らぬらしい顔つきで、しきりに無電機械を調整しつづけている。地上との通信が切れたのは、彼自身のせいだと思って、一生けんめい直しているのだった。 もう一人の搭乗者たる帆村荘六は、さっき大きな声で、「魔の空間...
外部の気圧が異常に上昇していることについて、帆村はどのような理由を説明したか。
帆村は、外部の気圧が異常に高い七百六十ミリになっているのは、緑色の怪物たちが「魔の空間」に空気を送り込み、自分たちが呼吸しやすいようにしてくれた為だと説明した。
JCRRAG_014136
国語
私の顔が見えると妹は後ろの方からあらん限りの声をしぼって 「兄さん来てよ……もう沈む……苦しい」 と呼びかけるのです。実際妹は鼻の所くらいまで水に沈みながら声を出そうとするのですから、その度ごとに水を呑むように見えて真っ青な苦しそうな顔をして私をにらみつけるように見えます。私も前に泳ぎながら心は後ろにばかり引かれました。何度も妹のいる方へ泳いで行こうかと思いました。けれども私は悪い人間だったと見えて、こうなると自分の命が助かりたかったのです。妹の所へ行けば、二人とも一緒に沖に流されて命がないのはわかり切っていました。私はそれが恐ろしかったのです。何しろ早く岸について漁師にでも助けに行ってもらうしかないと思いました。今から思うとそ...
若者は妹を助けに海の中に入ってどうなりましたか。
若者は這うようにして波打際にたどり着き、妹はそんな浅瀬に来ても若者におぶさりかかっていました。
JCRRAG_014137
国語
学士嬢の失踪 その日の午後、学校から帰ってきたが、自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気がただよっているのに気がついたのが中学二年生の三田道夫だった。 緑あざやかな葉桜の並木、白い小石を敷きつめた鋪道、両側にうちつづいた思い思いの塀、いつもは人影とてほとんど見られない静かな住宅区の通りであったが、今日ばかりはそうでなかった。顔なじみの近所のお手伝いさんが、ほとんど総出の形で、どの家かの勝手口の門の前に三四人ずつかたまって、何かひそひそ話をしながら、通りへ眼をくばっていた。中には、娘さんや奥様の姿もあった。そうかと思うと、この町では全く見なれない人物が、塀の蔭や横丁の曲り角に立っていた。洋服男もあり、和服の人もあり、いず...
自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気のただよっているのに気がついたのが中学二年生の少年は、どこの間をぬけて内玄関へ急いだか。
自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気のただよっているのに気がついたのが中学二年生の少年は、植込の間をぬけて内玄関へ急いだ。
JCRRAG_014138
国語
彼らは朝から晩まで、こんなふうなことを考えて、ビクビクしています。夜も、よく眠れないし、この世の楽しみを味おうともしないのです。朝、人に会って、第一にする挨拶は、 「太陽の具合はどうでしょう。日の入り、日の出に、変わりはございませんか。」 「今度、彗星がやって来たら、どうしたものでしょうか。なんとかして助かりたいものですなあ。」 と、こんなことを言い合うのです。それはちょうど、子供が幽霊やお化けの話が怖くて眠れないくせに聞きたがるような気持でした。 私は一月もたつと、この国の言葉がかなりうまくなりました。国王の前に出ても、質問は大概答えることができました。陛下は、私の見た国々の法律、政治、風俗などのことは、少しも聞きたがりま...
洞穴の中にある天文学の器械のうち、より数が少ないものを教えてください。
洞穴の中にある天文学の器械のうち、より数が少ないものは天体観測器で二個です。
JCRRAG_014139
国語
むかし、スイスの国に、ひとりの年をとった伯爵が住んでおりました。伯爵にはむすこがひとりしかいませんでしたが、そのむすこはばかで、なにひとつおぼえることができないありさまでした。 そこで、あるとき、おとうさんがいいました。 「これ、せがれ、わしはおまえの頭になにひとついれてやることができん。そこで、こんどはひとつ、わしの思っていることをやってみたい。おまえはこの土地をはなれなければいかん。つまり、わしはおまえを、ある名高い先生にあずけようと思うのだ。その先生が、おまえをなんとかしてくださるだろう。」 こうして、若者は知らない町にやられて、その先生のところにまる一年おりました。一年たって、むすこはかえってきました。そこで、おとうさ...
むすこがことばを覚えるのに全部で何年かけましたか。
むすこがことばを覚えるのにかけた年数は全部で3年です。
JCRRAG_014140
国語
それから、小さい骨董品などをこしらえることで有名な一人の職人が、象牙みたいなもので、よっかかりのついた椅子を三つ、引き出しつきのテーブルを二つ、私のために家具を作ってくれました。部屋は壁も床も天井も、蒲団が張りつめてありました。この寝室を提げて持ち歩くとき、中にいる私が怪我をするといけないし、また、馬車に乗せるときに、揺れるのを防ぐために、こうしてあるのです。 私は、鼠などが入って来ないように、扉に鍵をつけてほしいと言いました。鍛冶屋は、いろいろ工夫してみたうえで、これまでに類のないほど、小さな鍵を作ってくれました。イギリスにだって、紳士の家の門などには、もっと大きなのがあるはずです。私はこの鍵は自分のポケットにしまっておくことに...
王妃が私のために作った洋服とシャツの厚さの違いを教えてください。
王妃が私のために作った洋服はイギリスの毛布ぐらいの厚さで、馴れるまでにはずいぶん着心地の悪い服でした。 また、シャツはイギリスの絨毯のような厚さになっていました。
JCRRAG_014141
国語
三人は、彗星二号艇から外へ出た。 緑色の怪物たちは、とびかかって来る様子もなく、おだやかに迎えた。 帆村は山岸兄弟よりも前に出た。そして緑色の怪物の中で、隊長らしく見える者の方へつかつかと寄った。 「せっかくあなたがたがよんでくださったものですから、やってきましたよ」 帆村は大きな声を出して、日本語でいった。山岸少年がびっくりして帆村の横顔をうかがった。 すると緑色の怪物たちは、急にざわめきたち、額をあつめて何やら相談をはじめたような様子であった。 山岸中尉が帆村に向かって何か言おうとした。帆村はそれを手で制した。そして、「それは後にしてください」と目で知らせた。緑色の怪物たちがどう出るか、いまは最も大事な時であったから...
帆村が緑色の怪物たちの外見について述べた際、怪物たちはどのような反応を示したか。
帆村が緑色の怪物たちが人間の形をした緑色の服を体の上に着ていると指摘したところ、彼らの体は激しく震え出し、帆村に襲いかかろうとしたが、ココミミがそれを制止した。
JCRRAG_014142
国語
メロスは、巡回していた警官に捕縛された。調べられて、メロスの懐中からは短剣が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。 メロスは、王の前に引き出された。 「この短刀で何をするつもりだったのか。言え!」暴君ディオニスは静かに、けれども威厳をもって問いつめた。 その王は顔面蒼白で眉間の皺は刻み込まれたように深かった。 「市を暴君の手から救うのだ。」とメロスは悪びれずに答えた。 「おまえがか?」王は、笑った。「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしの孤独がわからぬのだ。」 「言うな!」とメロスはいきり立って反対した。「人の心を疑うなんて、最も恥ずべき悪い行いだ。王は民の忠誠心さえ疑っている。」 「人を疑うのが正しい事なのだと、...
なぜメロスは処刑まで三日間の期限をもらおうとしたのですか。
たった一人の妹に亭主を持たせてやりたいと思ったからです。
JCRRAG_014143
国語
学士嬢の失踪 その日の午後、学校から帰ってきたが、自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気がただよっているのに気がついたのが中学二年生の三田道夫だった。 緑あざやかな葉桜の並木、白い小石を敷きつめた鋪道、両側にうちつづいた思い思いの塀、いつもは人影とてほとんど見られない静かな住宅区の通りであったが、今日ばかりはそうでなかった。顔なじみの近所のお手伝いさんが、ほとんど総出の形で、どの家かの勝手口の門の前に三四人ずつかたまって、何かひそひそ話をしながら、通りへ眼をくばっていた。中には、娘さんや奥様の姿もあった。そうかと思うと、この町では全く見なれない人物が、塀の蔭や横丁の曲り角に立っていた。洋服男もあり、和服の人もあり、いず...
自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気のただよっているのに気がついたのが中学二年生の少年は、なぜ胸がわくわくしてきたか。
自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気のただよっているのに気がついたのが中学二年生の少年は、何だか異変は自分の家にもありそうな気がして、胸がわくわくしてきた。
JCRRAG_014144
国語
突然黒人の王が現れる。王子と王女はびっくりする。 黒人の王 こんにちは。わたしは今4000キロメートル離れたアフリカから、一飛びに飛んで来たのです。どうですか、わたしの長靴の力は? 王女 (冷淡に)ではもう一度アフリカへ行っていらっしゃい。 王 いや、今日はあなたと一緒に、ゆっくりお話がしたいのです。(王子を見る)誰ですか、その下男は? 王子 下男?(腹立たしそうに立ち上がる)わたしは王子です。王女を助けに来た王子です。わたしがここにいる限りは、指一本も王女には触らせません。 王 (わざとていねいに)わたしは三つの宝を持っています。あなたはそれを知っていますか? 王子 剣と長靴とマントですか? なるほどわたしの長靴は10...
長靴の力で飛べる距離のうち、多いほうを教えてください。
長靴の力で飛べる距離のうち、多いほうは黒人の王が持っている長靴の4000キロです。
JCRRAG_014145
国語
むかし、スイスの国に、ひとりの年をとった伯爵が住んでおりました。伯爵にはむすこがひとりしかいませんでしたが、そのむすこはばかで、なにひとつおぼえることができないありさまでした。 そこで、あるとき、おとうさんがいいました。 「これ、せがれ、わしはおまえの頭になにひとついれてやることができん。そこで、こんどはひとつ、わしの思っていることをやってみたい。おまえはこの土地をはなれなければいかん。つまり、わしはおまえを、ある名高い先生にあずけようと思うのだ。その先生が、おまえをなんとかしてくださるだろう。」 こうして、若者は知らない町にやられて、その先生のところにまる一年おりました。一年たって、むすこはかえってきました。そこで、おとうさ...
むすこにことばを教えた先生は全部で何人か。
むすこにことばを教えた先生は全部で3人です。
JCRRAG_014146
国語
食事時になりました。 王妃は黄金の盃でこの国でも一番上等の葡萄酒を、一息にお飲みになります。 王女たちはまだこどもだったので、果物をふんだんに使った甘いジュースをおいしそうに飲んでいました。 それから、王妃のナイフの大きさは、大鎌の二倍もあります。スプーンもフォークも、それぞれみな実に大きなものです。私はいつかグラムダルクリッチが、面白半分に宮廷の食卓につれて行ってくれたのを、おぼえていますが、こういう巨大なナイフが六本やフォークが八本もあるような、こんな恐ろしい食器が並んだ光景は、全く見たことがないと思いました。 この国では毎週、水曜日がお休みの日なので、この日には、両陛下はじめ、王子王女殿下も、国王陛下のお部...
食事時に王妃と王女たちが飲んでいたものの違いを教えてください。
食事時になると、王妃は黄金の盃でこの国でも一番上等の葡萄酒を、一息にお飲みになります。 一方、王女たちはまだまだこどもだったので、果物をふんだんに使った甘いジュースをおいしそうに飲んでいました。
JCRRAG_014147
国語
緑鬼どもに組みつかれた帆村は、まず山岸中尉の方へ目で合図するのに骨を折った。山岸中尉の顔は、緑鬼どもにたいする怒りに燃えていた。が、帆村は「待て、しずかに……」と、目で知らせているので、中尉は拳をぶるぶるふるわせながら、かろうじてその位置に立っていた。 「ココミミ君。君たちは、僕を殺すためにやって来たのか、それとも地球を調べるためにやって来たのか、どっちです」 帆村は叫んだ。緑鬼の隊長と見えるココミミ君は、帆村のつよい言葉に、ぎくりとしたようであった。帆村たち地球人類を殺すために、ここへ封じこめたのではないことは、よくわかっている。しかし彼の部下は怒りっぽいのだ。帆村に図星をさされたことを憤って、帆村を殺そうとしているのだ。 ...
ココミミが人類を隔離して質問することを提案した際、帆村はどのようにして反対したか。
ココミミが人類を隔離して個別に質問することを提案したのに対し、他の宇宙生物が先に地球と接触する可能性があり、それが起きた際にミミ族が困るのではないかと提唱し反対した。
JCRRAG_014148
国語
路行く人を押しのけ、跳ねとばし、メロスは黒い風のように走った。野原で酒宴の、その宴席のまっただ中を駈け抜け、酒宴の人たちを仰天させ、犬を蹴とばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。一団の旅人とさっとすれ違った瞬間、不吉な会話を小耳にはさんだ。「いまごろは、あの男も、磔にかかっているよ。」ああ、その男、その男のために私は、いまこんなに走っているのだ。その男を死なせてはならない。急げ、メロス。おくれてはならぬ。愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい。メロスは、いまは、ほとんど全裸体であった。呼吸も出来ず、二度、三度、口から血が噴き出た。見える。はるか向こうに小さく、シラクスの市の塔楼が見える。塔楼は、夕陽を受...
フィロストラトスがメロスに走るのをやめさせようとしたが、メロスはどうしましたか。
メロスは「信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ」と答えた。
JCRRAG_014149
国語
学士嬢の失踪 その日の午後、学校から帰ってきたが、自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気がただよっているのに気がついたのが中学二年生の三田道夫だった。 緑あざやかな葉桜の並木、白い小石を敷きつめた鋪道、両側にうちつづいた思い思いの塀、いつもは人影とてほとんど見られない静かな住宅区の通りであったが、今日ばかりはそうでなかった。顔なじみの近所のお手伝いさんが、ほとんど総出の形で、どの家かの勝手口の門の前に三四人ずつかたまって、何かひそひそ話をしながら、通りへ眼をくばっていた。中には、娘さんや奥様の姿もあった。そうかと思うと、この町では全く見なれない人物が、塀の蔭や横丁の曲り角に立っていた。洋服男もあり、和服の人もあり、いず...
自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気のただよっているのに気がついたのが中学二年生の少年は、どこから出てきた母親とむかいあったか。
自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気のただよっているのに気がついたのが中学二年生の少年は、茶の間からでてきた母親にむかいあった。
JCRRAG_014150
国語
蠅の足の裏側には、ねばねばしたものがくっついているので、それで、天井を逆さまに歩くことができるのだ、と、博物学者たちは言っていますが、私の目には、あのねばねばしたものまで、実にはっきり見えるのです。私はこの憎ったらしい動物から、身を守るのに、大へん閉口しました。顔などにとまられると、思わず跳び上がったものです。ところが、こびとの奴はいつもこの蠅を五匹、ちょうど、小学生がよくやるように、手につかんで来ては、いきなり私の鼻の先に放すのです。これは私を驚かして、王妃の御機嫌をとるつもりでした。私は飛んで来る奴をナイフで斬りつけるばかりでした。この私の腕前は、みんなからほめられました。 ある日は七匹、またある日は十匹も放した来たときなどは...
こびとの奴が私の鼻の先で蜂を放した時に、より少なく蜂を放した時の数を教えてください。
こびとの奴が私の鼻の先で蜂を放した時に、より少なく蜂を放した時の数は五匹です。
JCRRAG_014151
国語
家来たちは、むすこをつれだしはしましたが、いざ殺すとなると、かわいそうで、とてもそんなことはできません。で、そのまま、むすこをにがしてやりました。そのかわり、家来たちは子ジカの舌、子ジカの目を切りとって、それをむすこを殺した証拠の品として、伯爵のところへもってかえりました。 そこで、若者は旅にでかけました。しばらくして、とあるお城のまえにきましたので、ひと晩の宿をたのみました。 「よろしい。」 と、そのお城の城主がいいました。 「あの下の古い塔のなかで、夜をあかすつもりがあるなら、あそこへいきなさい。だが、そのまえに注意しておくが、命はないものと思いなさい。というのは、あの塔のなかには、山犬がいっぱいいて、ひっきりなしにほえ...
むすこの両方の肩にとまったハトは何羽か。
むすこの両方の肩にとまったハトは2羽です。
JCRRAG_014152
国語
ここで私は巨人の国の有様をちょっと簡単に説明しておきたいと思います。 この国は大きな半島になっていて、北東の方に高さ三十マイルの山脈がありますが、それらの山は頂上がみな火山になっているので、そこから向こうへ越えることはできないのです。 だから、その向こうには、どんな人間がいるのか、はたして人が住んでいるのかどうか、それはどんな偉い学者にもわからないのです。国の三方は海で囲まれていますが、港というものは一つもないのです。海岸には尖った岩が一面に立ち並んでいて、海が荒いので舟に乗る人はいません。この国の人は他の国と行き来することはまるでないのです。大きな川には大きな船が百隻は浮かんでいて、小さな船は二百隻は浮かんでいます。 巨人の...
巨人の国における、魚と鯨の違いを教えてください。
巨人の国の海にはそして魚類がたくさん生息していますが、彼らは海の魚はめったに取りません。というのは、海の魚は私の住んでいるヨーロッパの魚と同じ大きさなので、取っても食べられる大きさではありませんし、あまり役に立たないからです。 その一方で鯨が巌にぶつかって死ぬことがありますが、鯨は彼らにとっては食べがいのある魚のようなものなので、これを捕えて、みんなで喜んで食べています。
JCRRAG_014153
国語
山岸中尉と山岸少年の二人は、帆村を送って後に残った。中尉は愛弟をうしろにかばって、新米のタルミミ隊をにらみつけていた。 タルミミ隊は、山岸中尉の前で活動をはじめた。どこからか円い卓子が持出された。椅子もはこんで来た。それから思いがけない御馳走が大きな器にいれられて、卓子の上におかれた。飲物のはいっている壜もきた。「水」だとか、「酒」だとか、「清涼飲料」とかの、日本字が書きつけてあった。 「さあ、どうぞ召上ってください」 と、タルミミ君らしい一人が、そういって挨拶をした。山岸中尉は返事に困った。 「御心配はいりません。これはあなた方にたべられないものでもなく、また毒がはいっているわけでもありません。安心して召上ってください」 ...
タルミミ隊員が山岸兄弟の食事中にいなくなった後、山岸中尉はミミ族の知能についてどのようなことを考えたか。
タルミミ隊員が山岸兄弟の食事中にいなくなった後、山岸中尉は、彼らが自分たちの到着を事前に知っていたと思い、ミミ族の方が人間よりも知能が高いのではないかと考えた。
JCRRAG_014154
国語
禅智内供の鼻といえば、池の尾で知らない者はない。長さは五六寸あって上唇の上からアゴの下まで下がっている。 形は元も先も同じように太い。例えるなら細長い腸詰めのような物が、ぶらりと顔のまん中からぶら下がっているのである。 五十歳を越えた内供は、沙弥をやっていた過去から、内道場供奉の職に昇格した現在まで、内心では始終この鼻について悩み苦しんでいた。 もちろん表面では、べつにさほど気にしてないような顔をしてすましている。これは来世は浄土に生まれ変わるよう専念して祈る僧侶の身で、鼻の心配をするのが悪いと思ったからばかりではない。それよりむしろ、自分で鼻を気にしているという事を、人に知られるのが嫌だったからである。内供は日常の談話の中に...
内供が鼻を持てあました本当の理由はなんですか。
内供は本当はこの鼻によって傷つけられる自尊心のために苦しみました。
JCRRAG_014155
国語
学士嬢の失踪 その日の午後、学校から帰ってきたが、自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気がただよっているのに気がついたのが中学二年生の三田道夫だった。 緑あざやかな葉桜の並木、白い小石を敷きつめた鋪道、両側にうちつづいた思い思いの塀、いつもは人影とてほとんど見られない静かな住宅区の通りであったが、今日ばかりはそうでなかった。顔なじみの近所のお手伝いさんが、ほとんど総出の形で、どの家かの勝手口の門の前に三四人ずつかたまって、何かひそひそ話をしながら、通りへ眼をくばっていた。中には、娘さんや奥様の姿もあった。そうかと思うと、この町では全く見なれない人物が、塀の蔭や横丁の曲り角に立っていた。洋服男もあり、和服の人もあり、いず...
自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気のただよっているのに気がついたのが中学二年生の少年が、茶の間へ追っていきながらたずねたのはだれか。
自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気のただよっているのに気がついたのが中学二年生の少年は、母親を茶の間へ追っていきながらたずねた。
JCRRAG_014156
国語
蠅の足の裏側には、ねばねばしたものがくっついているので、それで、天井を逆さまに歩くことができるのだ、と、博物学者たちは言っていますが、私の目には、あのねばねばしたものまで、実にはっきり見えるのです。私はこの憎ったらしい動物から、身を守るのに、大へん閉口しました。顔などにとまられると、思わず跳び上がったものです。ところが、こびとの奴はいつもこの蠅を五匹、ちょうど、小学生がよくやるように、手につかんで来ては、いきなり私の鼻の先に放すのです。これは私を驚かして、王妃の御機嫌をとるつもりでした。私は飛んで来る奴をナイフで斬りつけるばかりでした。この私の腕前は、みんなからほめられました。 ある日は七匹、またある日は十匹も放した来たときなどは...
こびとの奴が私の鼻の先で蜂を放した時に、より少なく蜂を放した時の数を教えてください。
こびとの奴が私の鼻の先で蜂を放した時に、より少なく蜂を放した時の数は五匹です。
JCRRAG_014157
国語
家来たちは、むすこをつれだしはしましたが、いざ殺すとなると、かわいそうで、とてもそんなことはできません。で、そのまま、むすこをにがしてやりました。そのかわり、家来たちは子ジカの舌、子ジカの目を切りとって、それをむすこを殺した証拠の品として、伯爵のところへもってかえりました。 そこで、若者は旅にでかけました。しばらくして、とあるお城のまえにきましたので、ひと晩の宿をたのみました。 「よろしい。」 と、そのお城の城主がいいました。 「あの下の古い塔のなかで、夜をあかすつもりがあるなら、あそこへいきなさい。だが、そのまえに注意しておくが、命はないものと思いなさい。というのは、あの塔のなかには、山犬がいっぱいいて、ひっきりなしにほえ...
家来たちがむすこを殺した証拠の品として伯爵のところにもってかえった物の数を教えてください。
家来たちがむすこを殺した証拠の品として伯爵のところにもってかえった物の数は2で、 「子ジカの舌」 「子ジカの目」 です。
JCRRAG_014158
国語
王妃は、私から航海の話を聞いたり、また私が陰気にしていると、いつもしきりに慰めてくださるのでしたが、あるとき私に、帆やオールの使い方を知っているか、少し舟でも漕いでみたら、健康によくはあるまいか、とお尋ねになりました。 私は、普通の船員の仕事もしたことがあるので、帆でもオールでも使えます、とお答えしました。だが、この国の船では、どうしたものか、それはちょっとわかりませんでした。一番小さい舟でも、私たちの国の第一流の軍艦ほどもあるので、私に漕げるような船は、この国の川に浮かべられそうもありません。しかし王妃は、私がボートの設計をすれば、お抱えの指物師にそれを作らせ、私の乗りまわす場所もこさえてあげる、と言われました。 そこで、器用...
ボートが出来上がったときの王妃と国王の反応の違いを教えてください。
器用な指物師が、私の指示にしたがって、十日かけて、遊覧ボートを作り上げました。ボートが出来上がると、王妃は非常に喜んでいました。 ですがその一方で、恐らく私がボートを漕げるとは思っておらず、転覆してしまうのではないかと思っていたのでしょう、国王はなんだか心配そうでした。
JCRRAG_014159
国語
帆村は十時間めに戻ってきた。 「どうした。心配していたぞ」 山岸中尉は喜んで、思わず帆村の手をとった。帆村の手は氷のように冷えきっていた。帆村の顔色は悪く、土色をしていた。そしてぶるぶると悪寒にふるえていた。 「どうした、帆村班員。報告しない前に、なんというざまか」 山岸中尉は、声をはげまして叱りつけた。それは帆村の気を引立たせるためだった。 「はいっ」帆村は大きく身ぶるいして、姿勢を正した。だがつぎの瞬間、崩れるようにへたへたと坐りこんでしまった。 「電信員。艇内から酒のはいった魔法壜をもってこい」 「はい。持ってきます」 山岸少年は大急ぎで艇によじのぼり、兄にいわれたものを探しあてて下りてきた。 一ぱいの香り高...
山岸中尉がミミ族について帆村に尋ねた際、帆村はミミ族がどのような特徴を持つと説明したか。
帆村は、ミミ族を見てきたことで、人間とは全く違う祖先を持ち、生まれつき残酷で情がなく冷酷だが、非常に正直で、欲しいものはすぐに奪い、強い者には従い、弱い者はすぐに殺すという独自の性質を持っていると説明した。
JCRRAG_014160
国語
ところがある年の秋、内供の仕事も兼ねて、京都へ行った弟子の僧侶が、知り合いの医者から長い鼻を短くする方法を教わって来た。その医者というのは、中国から渡って来た男で、当時は長楽寺の僧侶になっていたのである。 内供は、いつものように鼻などは気にかけないという雰囲気を出していて、わざとその方法もすぐにやって見ようとはいわずにいた。そうして一方では、気軽な口調で「食事するたびに弟子の手間をかけるのが心苦しいんだよなあ」みたいな事を言った。だが内心ではもちろん弟子の僧が、自分を説得して、この方法をやらせようとするのを待っていたのである。 弟子の僧にも、内供のこの策略がわからない筈はない。しかしそれに対する反感よりは、内供のそういう策略をと...
内供が弟子が教わって来た長い鼻を短くする方法をやろうとしなかったのはなぜですか。
内心では弟子の僧が、自分を説得して、この方法をやらせようとするのを待っていたからです。
JCRRAG_014161
国語
学士嬢の失踪 その日の午後、学校から帰ってきたが、自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気がただよっているのに気がついたのが中学二年生の三田道夫だった。 緑あざやかな葉桜の並木、白い小石を敷きつめた鋪道、両側にうちつづいた思い思いの塀、いつもは人影とてほとんど見られない静かな住宅区の通りであったが、今日ばかりはそうでなかった。顔なじみの近所のお手伝いさんが、ほとんど総出の形で、どの家かの勝手口の門の前に三四人ずつかたまって、何かひそひそ話をしながら、通りへ眼をくばっていた。中には、娘さんや奥様の姿もあった。そうかと思うと、この町では全く見なれない人物が、塀の蔭や横丁の曲り角に立っていた。洋服男もあり、和服の人もあり、いず...
自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気のただよっているのに気がついたのが中学二年生の少年は、わけがわからなくなって何をいったか。
自分の家の近所までくると、何かただならぬ空気のただよっているのに気がついたのが中学二年生の少年は、ついにわけがわからなくなって、そんな無茶なことをいってみるしかなかった。
JCRRAG_014162
国語
このラピュタの運命をつかさどっているのは、一つの大きな磁石です。磁石の真中に、心棒があって、誰でも、ぐるぐる回すことができるようになっています。 この磁石の力によって、島は、上ったり下ったり、一つの場所から他の場所へ動いたりするのです。磁石の一方の端は、島の下の領土に対して、遠ざかる力を持ち、もう一方の端は、近寄ろうとする力を持っています。 もし近寄ろうとする力を下にすれば、島は下ってゆきます。その反対にすれば、島は上ってゆきます。斜めにすれば、島は斜めに動きます。そして、磁石を土面と水平にすれば、島は停まっています。 この磁石をあずかっているのは、天文学者たちで、彼等は王の命令で、ときどき、磁石を動かすのです。 もし、下の...
空飛ぶ島から下の都市めがけて落とす石のうち、数が多いほうを教えてください。
空飛ぶ島から下の都市めがけて落とす石のうち、数が多いのは小石で二千個です。
JCRRAG_014163
国語
むかし、ある男に七人のむすこがありました。けれども、むすめはひとりもいませんでした。それだけに、この男はむすめをたいそうほしがっていました。 そのうちに、おかみさんのおなかが大きくなって、子どもが生まれそうになりました。やがて生まれた子どもは、待ちにまっていた女の子でした。 この男はどんなによろこんかもしれません。けれども、子どもは小さくて、やせこけていました。そして、からだがよわいため、すぐにかりの洗礼をうけさせなければなりませんでした。 おとうさんは、男の子のひとりをおおいそぎで泉にやって、洗礼の水をもってこさせようとしました。すると、ほかの子どもたちも、いっしょにかけていきました。そして、みんなが競争で水をくもうとしたも...
女の子が生まれて、ある男の子どもは何人になりましたか。
女の子が生まれて、ある男の子どもは8人になりました。
JCRRAG_014164
国語
ひどく寒い日でした。 雪も降っており、すっかり暗くなり、もう夜 —— 今年さいごの夜でした。 この寒さと暗闇の中、一人のあわれな少女が道を歩いておりました。 頭に何もかぶらず、足に何もはいていません。 家を出るときには靴をはいていました。 ええ、確かにはいていたんです。 でも、靴は何の役にも立ちませんでした。 それはとても大きな赤い靴で、 これまで少女のお母さんがはいていたものでした。 たいそう大きい靴でした。 かわいそうに、道を大急ぎで渡ったとき、少女はその靴をなくしてしまいました。 二台の馬車が猛スピードで走ってきたからです。 片方の赤い靴はどこにも見つかりませんでした。 もう片方は浮浪児が見つけ、走ってそれを持っていって...
大きな赤い靴を一側ずつ持った少女と浮浪児の違いを教えてください。
片方の赤い靴は浮浪児が見つけ、走ってそれを持っていってしまいました。 その浮浪児は、いつか自分に子どもができたらゆりかごにできると思ったのです。浮浪児は笑顔で走っていきました。 もう一方の少女は手に片方の靴を持ったまま小さな裸の足で歩きました。 両足は冷たさのためとても赤く、また青くなっておりました。少女はすっかり悲しい顔で歩いています。
JCRRAG_014165
国語
一方、竜造寺兵曹長を救いだすことであったが、これは帆村と山岸少年の二人が力をあわせて決行した。 竜造寺兵曹長は、一人牢の中にいれられていた。そのわけは、兵曹長はここへとびこむと、たいへん怒って、ミミ族を相手にさんざんあばれたのだ。それがために兵曹長は、重傷を足に負い、出血多量で人事不省になってしまった。そこでミミ族は、ようやく兵曹長をかついで、一人牢の中へ移すことができた。 帆村は、竜造寺兵曹長の一人牢のあるところを知っていたので、そこへ山岸少年をつれていった。 兵曹長は、いきなり日本人の顔が二つ現れたのでおどろいた。しかもよく見ると、その一人は帆村であったし、もう一人は自分の上官の愛弟であったから、夢かとばかりよろこんだ。 ...
帆村と山岸少年は、牢にいる竜造寺兵曹長とどのようにして意思疎通を図ったか。
帆村と山岸少年は、竜造寺兵曹長と密閉した透明な壁のせいで直接会話することは出来なかったが、手旗信号の要領で手先を動かして兵曹長と意思疎通を図った。
JCRRAG_014166
国語
ところが二・三日経ってくると、内供は意外な事実を発見した。それはその頃に、用事があって池の尾の寺を訪れた侍が、前よりも一段と面白そうな顔をして、話もろくにしないで、内供の鼻ばっかりじろじろと眺めていた事である。 それだけではなく、かつて、内供の鼻を粥の中へ落とした事のある中童子なぞは、講堂の外で内供と行きちがった時に、始めは、下を向いて笑いをこらえていたが、とうとう耐え切れなかったのか、ブッと吹き出してしまった。用事を言い渡された下法師たちが、面と向かっている間だけはつつしんで聞いていても、内供が後ろを向いたら、すぐにくすくす笑い出したのは、一度や二度の事ではない。 内供ははじめ、これを自分の顔が変わってしまったせいだと解釈した...
内供は意外な事実を発見したが、それをどう解釈したか。
内供は自分の顔が変わってしまったせいだと解釈しました。
JCRRAG_014167
国語
その遊びにどんな名がついているのか知らない。まだそんな遊びをいまの子どもたちがはたしてするのか、町を歩くとき私は注意してみるがこれまでみたためしがない。あのころつまり私たちがその遊びをしていた当時でさえ、他の子どもたちはそういう遊びを知っていたかどうかもあやしい。いちおう私と同年輩の人にたずねてみたいと思う。 なんだか私たちのあいだにだけあり、後にも先にもないもののような気がする。そう思うことは楽しい。してみると私たちのなかまのたれかが創案したのだが、いったいたれだろう、あんなあわれ深い遊戯をつくり出したのは。 その遊びというのは、ふたりいればできる。ひとりがかくれんぼのおにのように眼をつむって待っている。そのあいだに他のひとり...
なぜその遊びは他の遊びと異なる魅力を持っていたのか。
その遊びは単なる勝敗ではなく、隠された花の美しさを見つけることに価値があったから。
JCRRAG_014168
国語
つぎの朝はやく、まだ子どもたちが目をさまさないうちに、ばあさんはもう起きだしました。そして、ふたりが、まんまるの、赤いほっぺたをして、かわいらしく、すやすやとねむっているすがたを見ますと、 「こいつは、いいごちそうにならあね。」 と、つぶやきました。 それから、ばあさんはやせこけた手でヘンゼルをつかまえると、小さい小屋のなかにつれていって、格子戸をピシャンとしめてしまいました。ですから、ヘンゼルがいくらわめいても、なんにもなりませんでした。それから、ばあさんはグレーテルのところへいって、ゆりおこしました。そして、 「さっさとおきるんだ、なまけものめ。水をくんできて、おまえのにいさんに、なんかうまいものでもこしらえてやんな。あ...
ヘンゼルが魔法使いからもらったごちそうで一番数が多い食べ物はなんですか。
ヘンゼルが魔法使いからもらったごちそうで一番数が多い食べ物はりんごで二十個です
JCRRAG_014169
国語
むかし、ある男に七人のむすこがありました。けれども、むすめはひとりもいませんでした。それだけに、この男はむすめをたいそうほしがっていました。 そのうちに、おかみさんのおなかが大きくなって、子どもが生まれそうになりました。やがて生まれた子どもは、待ちにまっていた女の子でした。 この男はどんなによろこんかもしれません。けれども、子どもは小さくて、やせこけていました。そして、からだがよわいため、すぐにかりの洗礼をうけさせなければなりませんでした。 おとうさんは、男の子のひとりをおおいそぎで泉にやって、洗礼の水をもってこさせようとしました。すると、ほかの子どもたちも、いっしょにかけていきました。そして、みんなが競争で水をくもうとしたも...
水をくもうとしたのは何人ですか。
水をくもうとしたのは7人です。
JCRRAG_014170
国語
ひらひらと舞い降りる雪が少女の長くて金色の髪を覆いました。 その髪は首のまわりに美しくカールして下がっています。 でも、もちろん、少女はそんなことなんか考えていません。 どの窓からも蝋燭の輝きが広がり、 鵞鳥を焼いているおいしそうな香りがしました。 ご存知のように、今日は大みそかです。町中が新年を前に浮足立っています そうです、少女はそのことを考えていたのです。 二つの家が街の一角をなしていました。 そのうち片方が前にせり出しています。 少女はそこに座って小さくなりました。 引き寄せた少女の小さな足は体にぴったりくっつきましたが、 少女はどんどん寒くなってきました。 けれど、家に帰るなんて冒険はできません。 マッチはまったく売...
少女の家と、壁の向こうの家の違いを教えてください。
少女はどんどん寒くなってきましたが、家に帰るなんてできません。 マッチはまったく売れていないし、このまま帰ったら、きっとお父さんにぶたれてしまいます。 それに家だってぼろぼろで寒いのです。 大きなひび割れだけは、わらとぼろ切れでふさいでいますが、 風が音をたてて吹き込んでいるのです。 一方、この壁の向こうの家では暖炉に薪がくべられて、あたたかな絨毯が敷かれ、とても暖かそうな家の中で知らない家族がにこやかに笑っています。
JCRRAG_014171
国語
自爆か、「魔の空間」から離脱か。 不幸と幸運とが、紙一枚の差で背中あわせになっているのだ。 彗星二号艇にのっている四人の勇士たちは、艇が全速力で一大閃光の中にとびこんだまではおぼえているが、それにつづいて起ったことを知っている者はひとりもなかった。 それでいて、山岸中尉は、ちゃんと操縦桿を握りしめていた。帆村荘六は、気密室から空気が外へもれだしはしまいかと、計器をにらみつけていた。 山岸少年は、いつでも命令一下、地上の本隊へ無電連絡ができるようにと、左手で無電装置の目盛板を、本隊の波長のところへぴったり固定し、右手の指で電鍵を軽くおさえていた。 重傷の竜造寺兵曹長は、むりに起きあがって、窓外の光景へ見張の目を光らせていた。...
彗星二号艇が急降下している状況で、竜造寺兵曹長はどのようにして艇を水平飛行に戻したか。
竜造寺兵曹長は、落下する艇を救うため、山岸少年に体を起こしてもらい操縦席へ行き、操縦桿を操作することで艇の速度を落とし、水平飛行に戻した。
JCRRAG_014172
国語
二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊の格好をして、ぴかぴかに光る鉄砲をかついで、白熊のような犬を二匹つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさしたとこを、こんなことをいいながら、あるいておりました。 「ここらの山は全体的に良くないね。鳥も獣も一匹もいやしない。なんでもいいから、早くタンタアーンと、銃を撃ってみたいもんだ」 「鹿の黄色の横っ腹に、二・三発お見舞いしたら、ずいぶん痛快だろうねえ。くるくるまわって、それからどたっと倒れるだろうねえ。」 それはかなりの山奥でした。案内してきた専門の鉄砲打ちも、ちょっと迷って、どこかへ行ってしまったくらいの山奥でした。 それに、あまりに山が物凄いので、その白熊のような犬が、二匹いっしょ...
二人の若い紳士はなぜ切り上げようとおもったのか。
寒くはなったし腹は空いてきたからです。
JCRRAG_014173
国語
その遊びにどんな名がついているのか知らない。まだそんな遊びをいまの子どもたちがはたしてするのか、町を歩くとき私は注意してみるがこれまでみたためしがない。あのころつまり私たちがその遊びをしていた当時でさえ、他の子どもたちはそういう遊びを知っていたかどうかもあやしい。いちおう私と同年輩の人にたずねてみたいと思う。 なんだか私たちのあいだにだけあり、後にも先にもないもののような気がする。そう思うことは楽しい。してみると私たちのなかまのたれかが創案したのだが、いったいたれだろう、あんなあわれ深い遊戯をつくり出したのは。 その遊びというのは、ふたりいればできる。ひとりがかくれんぼのおにのように眼をつむって待っている。そのあいだに他のひとり...
なぜその遊びは特定の仲間としか行われなかったのか。
その遊びの楽しさを理解し、共感できる人だけが興味を持ったから。
JCRRAG_014174
国語
蠅の足の裏側には、ねばねばしたものがくっついているので、それで、天井を逆さまに歩くことができるのだ、と、博物学者たちは言っていますが、私の目には、あのねばねばしたものまで、実にはっきり見えるのです。私はこの憎ったらしい動物から、身を守るのに、大へん閉口しました。顔などにとまられると、思わず跳び上がったものです。ところが、こびとの奴はいつもこの蠅を五匹、ちょうど、小学生がよくやるように、手につかんで来ては、いきなり私の鼻の先に放すのです。これは私を驚かして、王妃の御機嫌をとるつもりでした。私は飛んで来る奴をナイフで斬りつけるばかりでした。この私の腕前は、みんなからほめられました。 ある日は七匹、またある日は十匹も放した来たときなどは...
蜂の針の長さのうち、より長い針のサイズを教えてください。
蜂の針の長さのうち、より長い針のサイズは二インチです。
JCRRAG_014175
国語
むかし、ある男に七人のむすこがありました。けれども、むすめはひとりもいませんでした。それだけに、この男はむすめをたいそうほしがっていました。 そのうちに、おかみさんのおなかが大きくなって、子どもが生まれそうになりました。やがて生まれた子どもは、待ちにまっていた女の子でした。 この男はどんなによろこんかもしれません。けれども、子どもは小さくて、やせこけていました。そして、からだがよわいため、すぐにかりの洗礼をうけさせなければなりませんでした。 おとうさんは、男の子のひとりをおおいそぎで泉にやって、洗礼の水をもってこさせようとしました。すると、ほかの子どもたちも、いっしょにかけていきました。そして、みんなが競争で水をくもうとしたも...
「小僧ども、みんな、カラスになっちまえ。」と言ったらカラスになった男の子は何人ですか。
「小僧ども、みんな、カラスになっちまえ。」と言ったらカラスになった男の子は7人です。
JCRRAG_014176
国語
少女の小さな両手は冷たさのためにもうかじかんでおりました。 ああ! たばの中からマッチを取り出して、 壁にこすり付けて、指をあたためれば、 それがたった一本のマッチでも、少女は ほっとできるでしょう。少女は一本取り出しました。 ≪シュッ!≫何という輝きでしょう。 何とよく燃えることでしょう。 温かく、輝く炎で、 上に手をかざすとまるで蝋燭のようでした。 すばらしい光です。 小さな少女には、 まるで大きな鉄のストーブの前に実際に座っているようでした。 そのストーブにはぴかぴかした真鍮の足があり、てっぺんには真鍮の飾りがついていました。 その炎は、まわりに祝福を与えるように燃えました。 いっぱいの喜びで満たすように、炎はまわりをあたた...
一本目のマッチを擦って見えた景色と二本目のマッチを擦って見えた景色の違いを教えてください。
少女はマッチを一本取り出して燃やしました。するとまるで大きな鉄のストーブの前に実際に座っているようでした。ストーブにはぴかぴかした真鍮の足があり、てっぺんには真鍮の飾りがついていました。その炎は、まわりに祝福を与えるように燃えました。しかし、マッチはすぐに燃え尽きました。 少女は二本目のマッチを擦りました。するとマッチは明るく燃え、その明かりが壁にあたったところはヴェールのように透け、 部屋の中が見えました。 テーブルの上には雪のように白いテーブルクロスが広げられ、 その上には豪華な磁器が揃えてあり、 焼かれた鵞鳥はおいしそうな湯気を上げ、 その中にはリンゴと乾しプラムが詰められていました。
JCRRAG_014177
国語
いつの間にか、地球をうかがっていた、不逞の宇宙魔ミミ族のことは、放送電波にのって全世界へひびきわたった。そして世界中の人間は、はじめて耳にする怪魔ミミ族の来襲に色を失う者が多かった。 「もうだめだ。ミミ族というやつは、地球人類より何級も高等な生物なんだから、戦えばわれら人類が負けるにきまっているよ。こうとしったら、穴倉でもこしらえて、食料品をうんとたくわえておくんだった」 「どこか逃げだすところはないかなあ、噴射艇にのって、ミミ族のおいかけてこない星へ移住する手はないだろうか」 などと、あいかわらず弱音をはく人間が、いわゆる文化国民の間に少くなかった。 そうかと思うと、てんでミミ族を甘く見ているのんきな連中もいた。 「ミミ...
ミミ族がカナダの町を消滅させた事件以降、世界の人々にどのような影響を与えたか。
ミミ族がカナダの町を住民ごと天空に連れ去ったという衝撃的な事件から世界各地で同様の騒動が起き、そのニュースが世界中に放送されたことで、世界の人々はミミ族に対する恐怖を増大させた。
JCRRAG_014178
国語
二人は戸を押して、なかへ入りました。そこはすぐ廊下になっていました。その硝子戸の裏側には、金文字でこうなっていました。 「ことにふとったお方や若いお方は、大歓迎いたします」 二人は大歓迎というので、もう大いによろこびました。 「君、ぼくらは大歓迎されてるようなもんだな。」 「ぼくらは両方条件を満たしているからな」 ずんずん廊下を進んで行くと、こんどは水いろのペンキ塗りの扉がありました。 「どうも変な家だ。どうしてこんなにたくさん戸があるのだろう。」 「これはロシア式だ。寒いとこや山の中はみんなこうさ。」 そして二人はその扉をあけようとしますと、上に黄いろな字でこう書いてありました。 「当軒は注文の多い料理店ですから...
二人は「鉄砲と弾丸をここへ置いてください。」と扉の内側に書かれていたのを見てどうしましたか。
二人は鉄砲をはずし、帯皮を解いて、それを台の上に置いた。
JCRRAG_014179
国語
ある日の日暮どき私たちはこの遊びをしていた。私に豆腐屋の林太郎に織布工場のツル――の三人だった。私たちは三人同い年だった。秋葉さんの常夜燈の下でしていた。 ツルは女だからさすがに花をうまくあしらい美しいパノラマをつくる、また彼女はそれをつくり私たちにみせるのがすきだった。ではじめのうち林太郎と私のふたりがおにでツルのかくした花をさがしてばかりいた。 私はツルのつくった花の世界のすばらしさにおどろかされた。彼女は花びらを一つずつ用い草の葉や、草の実をたくみに点景した。ときには帯のあいだにはさんでいる小さい巾着から、砂粒ほどの南京玉を出しそれを花びらのあいだに配した。まるで花園に星のふったように。そしてまた私はツルがすきだった。 ...
なぜ私は何度もツルの隠した花を探し続けたのか。
私はツルが作る世界に惹かれ、見つけることがツルとのつながりだと感じたから。
JCRRAG_014180
国語
蠅の足の裏側には、ねばねばしたものがくっついているので、それで、天井を逆さまに歩くことができるのだ、と、博物学者たちは言っていますが、私の目には、あのねばねばしたものまで、実にはっきり見えるのです。私はこの憎ったらしい動物から、身を守るのに、大へん閉口しました。顔などにとまられると、思わず跳び上がったものです。ところが、こびとの奴はいつもこの蠅を五匹、ちょうど、小学生がよくやるように、手につかんで来ては、いきなり私の鼻の先に放すのです。これは私を驚かして、王妃の御機嫌をとるつもりでした。私は飛んで来る奴をナイフで斬りつけるばかりでした。この私の腕前は、みんなからほめられました。 ある日は七匹、またある日は十匹も放した来たときなどは...
蜂の針の長さのうち、より長い針のサイズを教えてください。
蜂の針の長さのうち、より長い針のサイズは二インチです。
JCRRAG_014181
国語
けれども、女の子は、まい日まい日、そのことばかり気にして、なんとかしてにいさんたちをたすけだして、もういちど、もとのようなすがたにしてあげなければならない、と思っていました。 女の子は、もうじっとしていられなくなりました。だれにも気づかれないように、こっそりと家をぬけだして、ひろい世のなかへでていきました。にいさんたちを見つけだして、たとえどんなことをしてでも、自由にしてあげようというつもりなのです。 女の子は、ほんのわずかのものしかもっていきませんでした。おとうさんとおかあさんの思い出に小さな指輪をひとつ、それから、おなかがへったときのためにパンをひとかたまり、のどがかわいたときのために小さいつぼに水を一ぱい、それに、くたびれ...
女の子がもっていったものの数を教えてください。
女の子がもっていったものの数は4で、 「おとうさんとおかあさんの思い出に小さな指輪をひとつ」 「おなかがへったときのためにパンをひとかたまり」 「のどがかわいたときのために小さいつぼに水を一ぱい」 「くたびれたときの用意にかわいい椅子をひとつ」 です。
JCRRAG_014182
国語
少女は三本目のマッチをともしました。 すると、少女は最高に大きなクリスマスツリーの下に座っていました。 そのツリーは、 金持ち商人の家のガラス戸を通して見たことのあるものよりもずっと大きく、 もっとたくさん飾り付けがしてありました。 何千もの光が緑の枝の上で燃え、 店のショーウインドウの中で見たことがあるような楽しい色合いの絵が少女を見おろしています。 少女は両手をそちらへのばして——そのとき、マッチが消えました。 クリスマスツリーの光は高く高く上っていき、 もう天国の星々のように見えました。 そのうちの一つが流れ落ち、長い炎の尾となりました。 「いま、誰かが亡くなったんだわ!」と少女は言いました。 というのは、おばあさ...
三本目のマッチを擦って見えた景色と四本目のマッチを擦って見えた景色の違いを教えてください。
少女は三本目のマッチをともしました。少女は最高に大きなクリスマスツリーの下に座っていました。何千もの光が緑の枝の上で燃え、 店のショーウインドウの中で見たことがあるような楽しい色合いの絵が少女を見おろしています。 少女が両手をそちらへのばしたとき、マッチが消えました。 少女はすぐに四本目のマッチを、壁でこすりました。 すると再び明るくなり、その光輝の中に少女のおばあさんが立っていました。 とても明るく光を放ち、とても柔和で、愛にあふれた表情をしていました。
JCRRAG_014183
国語
力強い第一宇宙戦隊の産声に、感激を新たにして、帆村荘六は、左倉少佐と山岸中尉の許を辞してもどった。こうなれば、帆村の任務もますます重大である。ぜひとも成功して、ミミ族の正体をつきとめねばならない。 その翌日から、いよいよ帆村所長の指揮で、ミミ族狩りがはじまった。 電子ストロボ鏡で、天空をのぞいていると、ちょうど天空から、そろそろと降下してくる回転楕円体の「魔の空間」を発見した。それは約十粁ばかり東へいった、山麓附近を目がけて下りてくるようだ。 「出動――」 帆村は号令をかけた。所員と警備隊員とは、軍用自動車にとび乗って、街道を全速力で東へ走らせた。 あと一粁ばかりのところで、車はとめられた。そして陣地がつくられ、車の上へ積...
帆村荘六がミミ族の正体解明に一層力を入れるようになったのは、なぜか。
力強い第一宇宙戦隊の発足に感動した帆村荘六は、自身の任務がさらに重要になったと感じ、必ずミミ族の正体を突き止めなければならないと新たに決意したから。
JCRRAG_014184
国語
むかしむかし、イギリスの大昔、アルフレッド大王の御代のことでございます。ロンドンの都からとおくはなれたいなかのこやに、未亡人の女のひとが、ちいさいむすこのジャックをあいてに、さびしくくらしていました。かけがえのないひとりむすこですし、それに、ずいぶんのんきで、ずぼらで、なまけものでしたが、ほんとうは気だてのやさしい子でしたから、母親は、あけてもくれても、ジャック、ジャックといって、それこそ目の中にでも入れてしまいたいくらいにかわいがって、なんにもしごとはさせず、ただ遊ばせておきました。 こんなふうで、のらくらむすこをかかえた上に、このやもめの人は、どういうものか運がわるくて、年々ものが足たりなくなるばかり、ある年の冬には、もう手ま...
ジャックはなぜ牛をひっぱって出かけましたか。
かせぎためたおかねも、きれいにつかってしまったからです。
JCRRAG_014185
国語
ある日の日暮どき私たちはこの遊びをしていた。私に豆腐屋の林太郎に織布工場のツル――の三人だった。私たちは三人同い年だった。秋葉さんの常夜燈の下でしていた。 ツルは女だからさすがに花をうまくあしらい美しいパノラマをつくる、また彼女はそれをつくり私たちにみせるのがすきだった。ではじめのうち林太郎と私のふたりがおにでツルのかくした花をさがしてばかりいた。 私はツルのつくった花の世界のすばらしさにおどろかされた。彼女は花びらを一つずつ用い草の葉や、草の実をたくみに点景した。ときには帯のあいだにはさんでいる小さい巾着から、砂粒ほどの南京玉を出しそれを花びらのあいだに配した。まるで花園に星のふったように。そしてまた私はツルがすきだった。 ...
なぜ私は花を探すことに価値を感じていたのか。
私は、花の存在がツルとのつながりや希望を象徴していたから。
JCRRAG_014186
国語
このラピュタの運命をつかさどっているのは、一つの大きな磁石です。磁石の真中に、心棒があって、誰でも、ぐるぐる回すことができるようになっています。 この磁石の力によって、島は、上ったり下ったり、一つの場所から他の場所へ動いたりするのです。磁石の一方の端は、島の下の領土に対して、遠ざかる力を持ち、もう一方の端は、近寄ろうとする力を持っています。 もし近寄ろうとする力を下にすれば、島は下ってゆきます。その反対にすれば、島は上ってゆきます。斜めにすれば、島は斜めに動きます。そして、磁石を土面と水平にすれば、島は停まっています。 この磁石をあずかっているのは、天文学者たちで、彼等は王の命令で、ときどき、磁石を動かすのです。 もし、下の...
空飛ぶ島から下の都市めがけて落とす石のうち、数が少ないほうを教えてください。
空飛ぶ島から下の都市めがけて落とす石のうち、数が少ないほうは大きな石で百個です。
JCRRAG_014187
国語
「カラスさんたちは、いまるすだよ。でも、かえってくるまで待つ気なら、こっちへはいっておいでよ。」 それから、小人はカラスたちの食べものを七つの小さなおさらにのせ、飲みものを七つの小さなさかずきにいれて、もってきました。妹は、七つのおさらからひとかけらずつ食べ、七つのさかずきからひとすすりずつのみました。そして、いちばんおしまいのさかずきのなかに、うちからもってきた、かわいい指輪をおとしておきました。 そのとき、とつぜん、空のほうからバタ、バタいう羽の音と、カア、カアというなき声が、きこえてきました。すると、小人がいいました。 「さあ、カラスさんたちがかえってきたよ。」 まもなく、カラスたちはおりてきました。そして、食べたり、...
妹が食べたひとかけらの数を教えてください。
妹が食べたひとかけらの数は7です。
JCRRAG_014188
国語
猿が私をつれて行くのを見ると、グラムダルクリッチは「キャッ」と叫びました。彼女は気狂のようになってしまいました。それから間もなく、宮廷は大騒ぎになったのです。召使は梯子を取りに駈けだしました。猿は屋根の上に腰をおろすと、まるで赤ん坊のように片手に私を抱いて、顎の袋から何か吐き出して、それを私の口に押し込もうとします。 そして今、屋根の下では召使や兵士達が、この光景を見上げているのです。私が食べまいとすると、猿は母親が子をあやすように、私を軽く叩くのです。それを見て、下の群衆は笑いだしました。 変なものを食べさせられやしないかと悲鳴をあげる者も中にはいました。 実際、これは誰が見ても馬鹿馬鹿しい光景だったでしょう。なかには猿...
屋根の上で猿が私を叩いた光景を見た群衆の反応の違いを教えてください。
猿は屋根の上に腰をおろすと、まるで赤ん坊のように片手に私を抱いて、顎の袋から何か吐き出して、それを私の口に押し込もうとします。私が食べまいとすると、猿は母親が子をあやすように、私を軽く叩くのです。それを見て、下の群衆は笑いだしました。 一方私が変なものを食べさせられやしないかと悲鳴をあげる者も中にはいました。
JCRRAG_014189
国語
帆村荘六のミミ族研究は、ある程度の成功をおさめた。ミミ族の正体は、まず大体のことがわかった。またミミ族が、空気の中での戦闘に得意でないこと、ことに宇宙線からエネルギーを吸って生きている関係上、地底だとか、宇宙線遮蔽檻のように、宇宙線に乏しいところではすっかり元気がなくなってしまうこと、また音響砲のような、超音波を加えられると震動がとまって墜落し、そして地球人類に見えるようになることなどの弱点がわかった。しかしミミ族が、一体どこの天空からやってきたものか、それはわからなかった。またあの赤色金属藻の実質が、どういう性質のものであるかもわからなかった。 その間に、左倉少佐のひきいる第一宇宙戦隊は、活発な行動をとりはじめた。この戦隊は、噴...
左倉少佐が率いる第一宇宙戦隊は、どのような宇宙部隊か。
左倉少佐率いる第一宇宙戦隊は、五百隻の噴射艇を有し約二百万マイルの航続力がある、音響砲やサイクロ砲などの最新鋭兵器を多数搭載した非常に強力な宇宙部隊である。
JCRRAG_014190
国語
その翌朝、ジャックは目をさまして、もう夜があけたのに、なんだかくらいなとおもって、ふと窓のそとをみました。するとどうでしょう、きのう庭になげすてた豆の種子から、芽が生えて、ひと晩のうちに、ふとい、じょうぶそうな豆の大木が、みあげるほどたかくのびて、それこそ庭いっぱい、うっそうとしげっているではありませんか。 びっくりしてとびおきて、すぐと庭へおりてみますと、どうして、たかいといって、豆の木は、それこそほうずのしれないたかさに、空の上までのびていました。つると葉とがからみあって、それは、空の中をどんとつきぬけて、まるで豆の木のはしごのように、しっかりと立っていました。 「あれをつたわって、てっぺんまでのぼって行ったら、一体どこまで...
大男はジャックをみつけることができなくてどうしましたか。
とうとうあきらめて、鬼は椅子の上に腰をおろして、そしてがつがつ、がぶがぶ、たべたりのんだりしはじめました。
JCRRAG_014191
国語
わたしが子どもだったじぶん、わたしの家は、山のふもとの小さな村にありました。 わたしの家では、ちょうちんやろうそくを売っておりました。 ある晩のこと、ひとりのうしかいが、わたしの家でちょうちんとろうそくを買いました。 「ぼうや、すまないが、ろうそくに火をともしてくれ。」 と、うしかいがわたしにいいました。 わたしはまだマッチをすったことがありませんでした。 そこで、おっかなびっくり、マッチの棒のはしの方をもってすりました。すると、棒のさきに青い火がともりました。 わたしはその火をろうそくにうつしてやりました。 「や、ありがとう。」 といって、うしかいは、火のともったちょうちんを牛のよこはらのところにつるして、いって...
なぜわたしは火の行く先を想像し続けたのか。
わたしは火が誰かの助けになり、つながりを生んでいくことを信じたから。
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国語
むかし、あるところに、三人むすこをもった、粉ひき男がいました。もともと、びんぼうでしたから、死んだあとで、こどもたちに分けてやる財産といっても、粉ひき臼をまわす大きな風車と、普通ロバと、それから、小さい猫一ぴきだけしかありませんでした。さていよいよ財産を分けることになりましたが、公証人や役場の書記を呼ぶではなし、至極無造作に、一番上のむすこが、十メートルもある大きな風車をもらい、二番目のむすこが、二メートルもあるロバをもらい、すえのむすこが、六十センチの小さい猫をもらうことになりました。すえのむすこは、こんなつまらない財産を分けてもらったので、すっかりしょげかえってしまいました。 「にいさんたちは、めいめいにもらった財産をいっしょ...
粉ひき男から分けられた財産の中で、一番小さい物をもらったのはだれですか。
粉ひき男から分けられた財産の中で一番小さい物をもらったのは、六十センチの小さい猫をもらったすえのむすこです。
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国語
「カラスさんたちは、いまるすだよ。でも、かえってくるまで待つ気なら、こっちへはいっておいでよ。」 それから、小人はカラスたちの食べものを七つの小さなおさらにのせ、飲みものを七つの小さなさかずきにいれて、もってきました。妹は、七つのおさらからひとかけらずつ食べ、七つのさかずきからひとすすりずつのみました。そして、いちばんおしまいのさかずきのなかに、うちからもってきた、かわいい指輪をおとしておきました。 そのとき、とつぜん、空のほうからバタ、バタいう羽の音と、カア、カアというなき声が、きこえてきました。すると、小人がいいました。 「さあ、カラスさんたちがかえってきたよ。」 まもなく、カラスたちはおりてきました。そして、食べたり、...
妹がのんだひとすすりの数を教えてください。
妹がのんだひとすすりの数は7です。
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国語
病気が治ると、私は王にお礼を申し上げに行きました。王はうれしそうに、今度のことをさんざ、おからかいになるのでした。猿に抱かれていた間どんな気持ちがしたか、あんな食物の味はどうだったか、どんなふうにして食べさすのか、などお尋ねになります。そして、そんな場合、ヨーロッパではどうするのか、と言われます。そこで、私は、 「ヨーロッパには猿などいません。いてもそれは物好きが遠方からつかまえて来たもので、そんなものは実に可愛らしい奴です。そんなのなら十二匹ぐらい束になってやって来ても、私は負けません。実際に五匹やってきたときも、十匹やってきたときも追い払ったことがあります。 なに、この間のあの大きな奴だって、あれが私の部屋に片手を差し込んだ...
ヨーロッパの猿なら私でも追い払ってみせると豪語した私の話を聞いた、みんなの反応の違いを教えてください。
王はうれしそうに、猿に抱かれていた間どんな気持ちがしたか、食物の味はどうだったか、どんなふうにして食べさすのか、などお尋ねになります。そして、そんな場合、ヨーロッパではどうするのか、と言われたので、私は、「ヨーロッパの猿なら追い払って見せます」と、きっぱり申し上げましたが、みんなはどっと噴きだしてしまいました。 その一方で、中には私の勇ましさに感心したように頷いているものもいました。
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国語
北緯二十度、東経百十五度。 ――というと、そこはちょうど香港を真南に三百五十キロばかりくだった海面であるが、警備中のわが駆逐艦松風は、一せきのあやしい中国船が前方を南西へむかって横ぎっていくのを発見した。 「――貨物船。推定トン数五百トン、船尾に“平靖号”の三字をみとむ……」 と、見張兵は、望遠鏡片手に、大声でどなる。 艦橋には、艦長の姿があらわれた。そしてこれも双眼鏡をぴたりと両眼につけ、蒼茫とくれゆく海面に黒煙をうしろにながくひきながら、全速力で遠ざかりゆくその怪貨物船にじっと注目した。 「商船旗もだしておりませんし、さっきから観察していますと、多分にあやしむべき点があります」 副長が、傍から説明をはさんだ。 艦長...
日本の駆逐艦松風が、遭遇した中国船を「怪しい」と判断したのはなぜか。
怪しい中国船は商船旗を掲げておらず、停船命令を無視して航行を続け、さらに先ほどまで甲板にいた船員の姿が見えなくなったという状況など不審点が多かったから。
JCRRAG_014196
国語
さて、たらふくたべてのんだあげく、おかみさんに、 「おい、にわとりをつれてこい。」といいつけました。 それは、ふしぎなめんどりでした。テーブルの上にのせて、鬼が、「生め。」といいますと、すぐ金のたまごをひとつ生みました。鬼がまた、「生め。」といいますと、またひとつ、金のたまごを生みました。 「やあ、ずいぶん、とくなにわとりだな。おとうさんのおたからというのは、きっとこれにちがいない。」と、下からそっとながめながら、ジャックはそうおもいました。 鬼はおもしろがって、あとからあとから、いくつもいくつも、金のたまごを生ましているうち、おなかがはってねむたくなったとみえて、ぐすぐすと壁のうごくほどすごい大いびきを立てながら、ぐっすり...
ジャックは鬼がぐっすりねこんでしまったらどうしましたか。
テーブルの上のめんどりを、ちょろり小わきにかかえて、すたこらお城を出て行きました。
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国語
わたしが子どもだったじぶん、わたしの家は、山のふもとの小さな村にありました。 わたしの家では、ちょうちんやろうそくを売っておりました。 ある晩のこと、ひとりのうしかいが、わたしの家でちょうちんとろうそくを買いました。 「ぼうや、すまないが、ろうそくに火をともしてくれ。」 と、うしかいがわたしにいいました。 わたしはまだマッチをすったことがありませんでした。 そこで、おっかなびっくり、マッチの棒のはしの方をもってすりました。すると、棒のさきに青い火がともりました。 わたしはその火をろうそくにうつしてやりました。 「や、ありがとう。」 といって、うしかいは、火のともったちょうちんを牛のよこはらのところにつるして、いって...
なぜわたしは今でも火が灯り続けていると感じるのか。
わたしは、自分が灯した火が人々の間で受け継がれ続けていると信じているから。
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国語
蠅の足の裏側には、ねばねばしたものがくっついているので、それで、天井を逆さまに歩くことができるのだ、と、博物学者たちは言っていますが、私の目には、あのねばねばしたものまで、実にはっきり見えるのです。私はこの憎ったらしい動物から、身を守るのに、大へん閉口しました。顔などにとまられると、思わず跳び上がったものです。ところが、こびとの奴はいつもこの蠅を五匹、ちょうど、小学生がよくやるように、手につかんで来ては、いきなり私の鼻の先に放すのです。これは私を驚かして、王妃の御機嫌をとるつもりでした。私は飛んで来る奴をナイフで斬りつけるばかりでした。この私の腕前は、みんなからほめられました。 ある日は七匹、またある日は十匹も放した来たときなどは...
蜂の針の長さのうち、より短い針のサイズを教えてください。
蜂の針の長さのうち、より短い針のサイズは一インチです。
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国語
むかしむかし、あるところに、王さまとお妃さまがおりました。ふたりはたいそうなかよくくらしていました。十二人のお子さんがいましたが、みんなそろいもそろって男の子ばかりでした。 さて、あるとき、王さまがお妃さまにむかっていいました。 「こんど生まれる子どもが、もし女の子だったら、十二人の男の子はみんな殺してしまおう。そして、その女の子の財産がたくさんになって、この国がその子だけのものになるようにしてやろう。」 王さまは、ほんとうに、十二のお棺までもこしらえさせました。そのなかには、すでにかんなくずもつめてあって、ひとつひとつに、死人のための小さなまくらまでもいれてありました。王さまはこれをひとつのへやにはこびこませて、かぎをかけま...
王さまは死人のための小さなまくらをいくつ作りましたか。
王さまは死人のための小さなまくらを十二個作りました。
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国語
ある日、私は王の御機嫌をとるつもりで、こんなことを申し上げました。 「実は私は素晴しいことを知っているのです。というのは、今から三百年前、遅くても四百年前に、火薬という粉が発明されましたが、その製造法を私はよく知っているからです。まず、この粉というのは、それを集めておいて、これに、ほんのちょっぴりでも火をつけてやると、たとえ山ほど積んである物でも、たちまち火になり、雷よりももっと大きな音を立てて、何もかも空へ高く吹き飛ばしてしまいます。 で、もし、この粉を真鍮か鉄の筒にうまく詰めてやると、それは恐ろしい力と速さで遠くへ飛ばすことができるのです。こういうふうにして、大きな大砲を打ち出すと、一度に百人の騎兵を全滅させることも、千人の...
私の火薬の話を聞いた陛下と大臣の反応の違いを教えてください。
私は王の御機嫌をとるつもりで、火薬という粉と、それを使ったとんでもない威力を持った大砲の話をしました。私がこんなことを申し上げると、大臣たちはまた面白い作り話をするものだと笑っていました。 一方で、国王はすっかり、仰天してしまったようです。そして呆れ返った顔つきで、二度とそんな人殺し機械の話をするなと言いました。